報告書

ヨーロッパの都市政策に学ぶ (ブックレット4)

ヨーロッパの都市政策に学ぶ (ブックレット4)


A5版 115p

完売いたしました

 

本ブックレットは、当センター研究員及び都市関係団体のスタッフからなる「都市政策研究会」において、諸外国における地方自治・都市政策の現状や課題について研究をされている学識者をお招きして、ご報告いただいた内容を中心にとりまとめたものである。

 

今年度は、成熟社会状況下において「国家戦略」として都市政策に意欲的に取り組んでいる、ヨーロッパ諸国の地方自治やEUの都市政策の動向に焦点をあてることとした。マーケットメカニズムが重視され、競争原理が強調される昨今の日本社会において、歴史の古層を保持しながら、新時代の展開に向けて都市コミュニティや人々の連帯を大切にするヨーロッパの制度や政策を学ぶことは、きわめて重要であると考えられるからである。

 

また、都市政策研究会における報告に加え、近年、コミュニティレベルでの住民の意思の決定システムとして注目されている、「近隣政府(ネイバーフッド・ガヴァメント)」が日本の地方自治の世界においても導入されるべきではないかとの指摘がなされていることに鑑み、当センターにおいて本年度より企画・実施している「地方分権型社会における市民と都市自治体との新しい関係構築のあり方に関する調査研究」における市民自治研究委員会での基調報告のうち、イギリスとドイツの「近隣政府」についての報告を併せて掲載させていただいた。

I.ヨーロッパの地方自治

1.ヨーロッパ地方自治憲章とドイツの地方自治

横浜市立大学経済研究所助教授 廣田全男

II.EU都市政策の新しい動向

1.都市ネットワークの欧州

建築家・ジャーナリスト 岡部明子

 

2.コンパクトシティ論

名城大学都市情報学部助教授 海道清信

 

3.ドイツの廃棄物政策

在日ドイツ商工会議所会員サービス部部長代理 林哲裕

III.ヨーロッパのコミュニティ・近隣政府像

1.パリッシュと議会制民主主義

神奈川大学法学部教授 竹下譲

 

2.ドイツにおけるコミュニティ・近隣政府

早稲田大学専門学校教授 卯月盛夫

 

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