報告書

人口減少時代の都市経営2―人口減少社会をどう生き抜く―(ブックレット17)

人口減少時代の都市経営2―人口減少社会をどう生き抜く―(ブックレット17)


A5判 95p
定価550円(本体価格500円+税10%)

 

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わが国の人口は、2005年に自然減に転じたところであり、これは、近代以降のわが国においては大きな転換点といえます。殊に都市圏(人口10万以上の都市及びその周辺市町村)において実際に人口は減少するのは、2010年頃と言われています。こうした状況の中、都市経営は、将来を見据えた難しい舵取りを迫られており、今後、取り組むべき政策課題が多く存在しています。具体的には、ますます厳しさを増している財政状況、経済活動の停滞など、さらには高齢化による福祉ニーズの拡大など、都市自治体を取り巻く環境が一段と制約される中で、人口が減少することより社会基盤や行政規模の縮小が迫られ、より一層、効率的な対応が求められていると言えます。
このブックレットは、「人口減少時代の都市経営~人口減少社会をどう生き抜く~」をテーマに、(財)日本都市センターが全国の都市自治体関係者を対象にして開催した、第9回都市経営セミナー(平成19年10月1日実施)での基調講演、事例報告及びパネルディスカッションの内容を取りまとめたものです。

はじめに

第1部[基調講演]

逆都市化時代のまちづくり――その課題と展望
(東京大学先端科学技術センター教授 大西 隆)
はじめに
1.逆都市化時代
2.都市の二極分化
3.まちづくりの展望

第2部[事例報告]

コンパクトシティへの取り組み
(青森県青森市長 佐々木 誠造)
はじめに
1.降雪の影響
2.コンパクトシティ構想
3.都市計画マスタープラン
4.中心市街地をいかに活性化させるか
5.再開発ビル「アウガ」のチャレンジ
6.中心市街地は徐々に人口増加傾向に
7.全国都市再生モデル調査
8.郊外の開発抑制
9.交通手段の確保

離島というハンディの中での模索
(長崎県五島市長 中尾 郁子)
はじめに
1.五島市の歴史と人口推移
2.五島市の魅力と自然環境
3.問題点とその解決方法
4.「お帰りなさい」でふるさと市民募集
5.限界集落がもたらす光と影

第三部[パネル・ディスカッション]

人口減少時代の都市経営―人口減少社会をどう生き抜く

コーディネーター:政策研究大学院大学教授 松谷 明彦
パネリスト:長野県上田市長 母袋 創一
パネリスト:大阪府吹田市長 坂口 善雄
パネリスト:NPO法人フュージョン長池理事長 富永 一夫
パネリスト:日本政策投資銀行地域振興部参事役 藻谷 浩介

はじめに
1.上田市の先進的な取り組み
2.吹田市の取り組み
3.市民・NPO・企業・行政のコラボレーション
4.現役人口減少問題の実相
5.人口流入では補えない高齢者の急増
6.中長期的にどこを目指すべきか
7.会場との意見交換

 

 

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