![]() |
|
||||||||
|
![]() 報告書ローカルガバナンスに関する国際協力のあり方
これまで国や国際機関、地方自治体などが実施してきたローカルガバナンスに関する国際協力が、相手地域における制度化など具体的な成果を挙げているとは言い難い。 ローカルガバナンス国際協力は、「地方レベルにおいて、地域の実情やニーズに合致した行政を展開し、ひいては地域振興にも結びつくことを目的として、地方自治体の制度及び政策の実施能力の向上を図るとともに、住民を含めた多様なアクターの相互作用による地域社会の運営の仕組みづくりを支援すること」です。 これまでの日本の国際協力は、援助の具体的な政策目的や戦略が不明瞭であるため、国際協力の目的と成果がはっきりとせず、国際協力の成果を問うことが困難となっています。今後、ローカルガバナンス国際協力を推進するためには、目的、内容の明確化が不可欠であり、日本の国際協力戦略の中に、ローカルガバナンス支援の目的・内容を位置づけることが必要です。 日本のローカルガバナンス国際協力の体制について、ローカルガバナンス国際協力が単発で終わらないようにするため、支援の内容、働きかけの対象、支援対象、支援体制、支援手法を類型化し、システマティックなスキームを構築することが必要です。 ローカルガバナンス国際協力の支援体制においては、支援に関係する様々な主体がそれぞれの役割を発揮するとともに、相互にネットワークを形成することが極めて重要です。関係者の連携を深め、情報を共有化し、適切な役割分担を行うためには、全体をコーディネートする「ローカルガバナンス国際協力センター(仮称)」といった組織の設置が必要です。 序文(学習院大学法学部教授・京都大学名誉教授 松村 岐夫) 1 ローカルガバナンス国際協力の意義1-1 ローカルガバナンスとは何か 2 諸外国及び国際機関におけるローカルガバナンス国際協力の戦略(神戸大学大学院国際協力研究科教授 高田 寛文) 3 日本のローカルガバナンス国際協力の現状3-1 国レベルの取組み 4 成果を生み出すローカルガバナンス国際協力のあり方4-1 基本的な考え方 5 提言(全委員)
|
2021-04-01第12回都市調査研究グランプリ(CR-1グランプリ)(募集期間:2021年4月1日~7月30日) 2021-03-17【開催延期・会場再変更】第7回都市調査研究交流会開催のご案内(2021年3月22日開催予定) 2020-08-20第23回都市政策研究交流会(2020年10月2日開催予定) 2019-05-23第22回都市政策研究交流会 |