都市調査研究グランプリ

第11回都市調査研究グランプリ 受賞者の声

第11回都市調査研究グランプリ 受賞者の声

 

最優秀賞:盛岡市まちづくり研究所

この度は、第11回都市調査研究グランプリの最優秀賞という大変名誉ある賞を頂き、誠にありがとうございます。本調査研究は、「アクティブシニア」の皆様や企業等の皆様をはじめ多くの方々との出会いと御協力に恵まれたことにより得られた成果だと感じております。改めて、多大なる御協力を頂いた方々に深く感謝申し上げます。

盛岡市では、平成20年度に岩手県立大学と共同で「盛岡市まちづくり研究所」を創設し、緊急度・優先度の高い市政課題の調査研究に取り組んでおります。

本調査研究は、聞き取り調査による「アクティブシニア」及び企業の実態の把握・分析を踏まえて、「アクティブシニア」のニーズに沿ったマッチングを試験的に実施し、具体の雇用や就業等社会参画活動に繋げています。それにより、就労意欲はあるものの、求職活動は行っていない「隠れた就労意欲のある層」へ「機会」を提供することによる効果や課題を明らかにし、マッチングの効果を高める手法を具体的に検討しました。

人生100年時代を見据え、今後も変化し続けると見込まれる社会環境に戦略的対応を図るためには、「アクティブシニア」層のニーズ・変化を想定し、産学公民が連携のうえ「アクティブシニア」も視野に入れた施策の展開が重要であると考えています。本調査研究が各自治体の皆様の参考になりましたら幸いです。今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

 

<研究報告書>盛岡市における「アクティブシニア」の活躍の推進について

※以下のURLにて研究報告書を公表しています(盛岡市公式HPへのリンク)

http://www.city.morioka.iwate.jp/shisei/machizukuri/thinktank/1009675.html

 

 

 

優秀賞(政策応用部門):公益財団法人福岡アジア都市研究所

 

この度は、第11回都市調査研究グランプリにおいて優秀賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。本研究を進めるにあたり、ヒアリングや防災ワークショップへのご参加など、ご協力を賜ったすべての皆様に感謝を申し上げます。

本研究は、外国人の防災の観点から、福岡市における誰もが助かるまちづくりに向けて取り組むべき対応策について検討しました。自然災害が頻発するなかで、私たちは防災を自分事として捉えたうえで、普段から備えていくことが求められています。その一方で、コロナ禍以前の状況になりますが、国内で増加傾向にある外国人(在住者と来訪者)に目を向けると、災害時に外国人は災害への不慣れや情報への理解等の様々な困りごとを抱える傾向が見られ、対応策を講じる必要性が浮き彫りになりました。

分析を通じて、災害時の外国人への対応策として、情報提供の仕方の工夫や、自治体や企業などの各主体間の連携を強めることの必要性などが明らかになりました。さらには、外国人は言語や多文化を理解する存在として、重要な支援の担い手となり得ることもわかりました。

多様な国籍を持つ人々への災害対応は、属性や制約を超えた包括的な防災⼒、すなわち、外国⼈だけでなく⼦どもや⾼齢者などを含む地域全体の防災⼒の向上に寄与すると考えられます。加えて、自然災害にとどまらず、現在のコロナウイルス感染症のような広い意味での危機への対応策になり得ると言えます。本研究の成果が、多くの自治体の皆様の参考になりますと幸いです。

 

<研究報告書>外国人の防災(みんなが助かる社会の構築に向けて)

※以下のURLにて研究報告書を公表しています(公益財団法人福岡アジア都市研究所ウェブサイトへのリンク)

http://urc.or.jp/2019sougou-bousai-series

 

 

 

優秀賞(政策応用部門):西条市

 

この度は、第11回都市調査研究グランプリにおいて優秀賞という栄誉ある賞をいただき、心から感謝申し上げます。また、本研究を進めるにあたり、御指導御支援を賜りましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。

西条市では、政策創出において徹底的な調査研究を行い課題解決に向けた提言を行うこと等を目的に、2017年に自治体シンクタンク「西条市自治政策研究所」を設立しました。

本研究は、「西条市自治政策研究所」第一弾となる調査研究活動であり、本市の重要な政策課題として新たに位置付けられた「健康寿命の延伸」に焦点をあて、約2年間かけて調査研究を実施しました。

「健康寿命の延伸」に関する取組は近年注目されつつありますが、本市をはじめ四国地域においては「健康都市」を掲げて本格的な取組を展開する先行事例は乏しい状況にありました。そこで、まずは基礎理論を整理することから始めることとし、なぜ「健康都市」を目指すべきなのかという都市としての価値観や進むべき方向性の明確化を行った上で、本市の現状分析や課題の抽出、そして最終的には本市の地域資源を活かしつつ、かつ具体的な成果を創出することができるリーディングプロジェクト(施策)の提案を行いました。

本市が目指す「健幸都市」を実現するためには、「都市の健幸」をいかに推進していくかということが重要であると考えております。住んでいるだけで健幸になれるまち、「健幸都市西条」の実現に向けた取組が、この度の受賞を機に更に前進するとともに、今回の研究成果が、各自治体の皆様に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

<研究報告書>「健幸都市西条」実現への挑戦(住んでいるだけで健幸になれるまちへ)

※以下のURLにて研究報告書を公表しています(西条市ウェブサイトへのリンク)

https://www.city.saijo.ehime.jp/site/saijo-jichiken/2019jisseki-jichiken.html(2019年度成果)

https://www.city.saijo.ehime.jp/site/saijo-jichiken/2018jisseki-jichiken.html(2018年度成果)

 

 

 

奨励賞(政策応用部門):川崎市

 

この度は、第11回都市調査研究グランプリにおいて奨励賞をいただき、心より感謝を申し上げます。

川崎市では、平成27(2015)年3月に「川崎市地域包括ケアシステム推進ビジョン」を策定し「すべての地域住民」を対象とする、あらゆる分野の行政施策が連携したシステムの構築を目指しています。

研究テーマである「コミュニティケア」の概念は、高齢者・障害者等を施設に「収容」することで、社会との関係を分断してしまったという反省から生まれたとされており、その意味は政治・経済の影響を受けながら、時代とともに変化してきました。我々は、本市の推進ビジョンの考え方を基に、これを「全ての地域住民が、できるだけ地域の中で地域とのつながりを保ちながら生活をしていくという考え方や取組」と定義し、地域でのつながりややりがいの持てる居場所づくりについて、有識者へのヒアリングや国内外の事例収集・実地調査を行いました。

「ケア」という言葉に対しては「介護・医療」「高齢」「障害」といった分野をイメージしがちですが、報告書では、子どもや学生、社会人なども貴重な地域の担い手として「コミュニティケア」の重要な柱である、ということを述べています。1年足らずという短い期間ではありましたが、研究を終えて、メンバー一人ひとりも、自らが地域と関わりを持つことの大切さと、自治体職員として地域を支えていくという責務を強く感じています。

本研究が各自治体の施策に少しでも生かされ、一人ひとりが幸せに暮らしていくことができる地域づくりの一助となれば幸いです。

 

<研究報告書>新たなコミュニティケアの展開(超高齢社会の地域包括ケアシステムの構築)

※以下のURLにて研究報告書を公表しています(川崎市公式HPへのリンク)

https://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/38-1-7-2-22-0-0-0-0-0.html

 

奨励賞(政策応用部門):坪井 塑太郎(うつのみや市政研究センター(宇都宮市))

 

この度は,第11回都市調査研究グランプリ(CR-1グランプリ)の政策応用部門において,奨励賞を頂き,本当にありがとうございます。

本研究は,東日本地域に甚大な被害をもたらした令和元年(2019年)台風第19号における宇都宮市の災害対応状況について災害対応理論と参与観察調査に基づき分析を行い,対応方策の提案を行ったものです。発災直後より,多岐に亘る課題と情報が集積する中で行われる自治体の災害対策本部会議では,ともすると「情報の羅列」と「結果・数値の報告」に偏重し,今後の展開を見据えた議論が困難になるといった状況が多くみられます。これに対し,本研究では,全庁的に状況認識を共有したうえで,「被災者・被災地」が,「いつまでに」,「どのような状況・状態にしていく」のかという目標のもと,この目標達成のための対応方針として,具体的な施策・対応策を立て,さらに外部に対して戦略的な広報を行う「目標管理型災害対応」の重要性を示しました。また,この対応のために,機能性を考慮した災害対策本部の空間設計方法や,危機管理に係る情報・指揮システムの構築方策についての提案を行いました。わが国においては,自然災害の多発化・激甚化への対応に加え,新たに感染症拡大下における災害対応・被災者支援の方法論の検討も要されています。本研究が自治体の皆様の参考になりましたら幸甚です。自身も調査・研究を通して地域防災力・災害対応力の向上に寄与することができるよう,今後もなお一層精励努力をしてまいります。

 

 

<研究報告書> 災害対応力の向上に資する本部体制の構築方策に関する研究-目標管理型災害対応に向けた提案-

※ 以下のURLにて研究報告書を公開しています(宇都宮市ウェブサイトへのリンク)

https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/231/16-8.pdf

 

 

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