第5回都市調査研究グランプリ 受賞者の声
第5回都市調査研究グランプリ 受賞者の声
最優秀賞・戸田市
このたびは、第5回都市調査研究グランプリ(CR-1グランプリ)のグランプリをいただき、心より感謝申し上げます。
戸田市では、現在普及が進んでいるスマートフォンの特長に注目し、これまでの市のまちづくりの手法や広報・広聴活動から市民と行政の関わりをまとめ、周辺自治体へのアンケート調査を行ったうえで、市民・行政のコミュニケーションの場として利用できるアプリケーションを活用した施策について調査研究を進めました。研究の結果、平成26年度アプリケーション検討市民会議が設立され、市民が開発段階から参画した、スマートフォン用アプリケーション「tocoぷり」の誕生へとつながっております。市民との協働は、どの自治体でも共通するテーマになっていますので、今回の研究成果が少しでも参考になれば幸いです。
今後も、刻々と変化する時代に対応すべく、課題解決に向けて取り組んでまいりますので、皆様の御指導をよろしくお願い申し上げます。
<スマートフォン等を活用した新たな市民参加に向けての研究>
※以下のURLにて研究内容を公表しています(戸田市HPへのリンク)
http://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/111/hisyo-kenkyuujyo-2013.html
優秀賞・鎌倉市
このたびは、第5回都市調査研究グランプリ(CR-1グランプリ)の優秀賞という栄えある賞をいただき、心から感謝申し上げます。鎌倉市では、「鎌倉草創塾」と銘打ち、市長を塾長として、職員の政策形成能力の向上と政策課題への提言を目的として、庁内横断的なメンバーによりプロジェクトチームを構成して、平成25年度より調査研究を実施しています。初年度で手探りのなか実施してきた調査研究に評価をいただいたことで、今後の取組みにも一層の励みになり、さらによい研究を進めていかねばという責任も背負った思いがあります。
今回受賞しました「観光客がもたらす経済効果調査」については、首都圏に近接する観光都市として、本市が抱える課題について調査を行ったものです。その中でも、観光客実数の推計についての新たな視点や、産業連関分析を活用した経済効果の算出など、観光都市において意義のあるデータを提示することができたと考えています。「観光立国」が強調され、東京オリンピックに向けて観光に一層の注目が集まっているなか、全国の都市自治体での観光振興や実態把握に、少しでもお役立ていただければ幸いです。これからも政策課題の解決に向けて、調査研究に取り組んでまいりますので、皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。
<研究報告書>
※以下のURLにて公表しています(鎌倉市HPへのリンク)。
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/seisaku-souzou/report.html
優秀賞・川崎市
このたびは、第5回都市調査研究グランプリ(CR-1グランプリ)の優秀賞という名誉ある賞をいただき、心より感謝申し上げます。
川崎市では、職員の政策形成能力の向上と研究成果の施策への反映を目的として、庁内公募及び推薦職員による研究チームを構成し、政策課題研究事業を実施しています。平成25年度は「行政情報のオープンデータ化に関する研究-川崎市における取組のあり方を考える-」をテーマとし、有識者へのヒアリングや、庁内外へのアンケート調査、国内5都市及び台湾の各種機関へのヒアリング調査などを実施しました。それらを踏まえ、オープンデータに向けた取組みについて、短期目標・中期目標・長期目標に分けて提案を行い、推進のためのロードマップを示しました。具体的には、二次利用を許可するCCライセンス(注)の付与、法的制約があるデータについての考え方、ファイルの様式や形式のあり方、職員への研修、普及啓発の取組などについて提案しました。今回の研究成果が、オープンデータ化に取り組まれている皆様に、少しでも役立てていただけましたら幸いです。
これからも政策課題の解決に向けた調査研究に真摯に取り組んでまいりますので、皆様の御指導をよろしくお願い申し上げます。
注:クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)・ライセンスの略。データの利用に際して著作権者が示した条件を表示する。日本国内でCCライセンスの普及・実践を行っているクリエイティブ・コモンズ・ジャパンでは、「表示」「非営利」「改変禁止」「継承」の4類型を提示している。