都市自治体の行政経営改革とベンチマーキング
都市自治体の行政経営改革とベンチマーキング
A4判 97p
定価1100円(本体価格1000円+税10%)
多くの自治体で行政評価の導入が進められているものの、全庁的なマネジメント改革になかなか結びついていない現状にあります。
都市自治体に対するアンケート調査の結果、次のことが明らかになりました。
(1)行政評価は試行中を含めると既に都市自治体の約3分の2で導入されている。
(2)主な導入目的は、行政活動の効率化、マネジメントサイクルの確立、住民に行政活動を分かりやすく示すこと。
(3)実際の成果としては、職員の意識改革、支出の廃止・削減などについて一定の成果は得られた一方で、これまでの計画との連携や、住民の関心の高まりにはなかなか結びついていない。
本報告書では、実効性が期待されている評価手法として、ベンチマーキング(業績を数値化し、外部団体との(あるいは時系列での)「比較」を通して業務プロセスの改善を図る手法)に着目し、こうした取組を積極的に行っていくことを提言しました。
また、成果指標を周辺市と比較することにより、行政評価に係る目標設定とその評価の妥当性をチェックしている、龍ケ崎市の取組事例を紹介しました。
第Ⅰ部 都市自治体における行政評価・ベンチマーキング手法の取組み
第1章 行政評価・行政経営改革の諸手法におけるベンチマーキング手法の位置づけ
第2章 行政評価・ベンチマーキング手法の取組状況とその成果・課題
第3章 龍ケ崎市における県南6市での成果指標比較の取組み
第Ⅱ部 NIRA型ベンチマーク・モデルの導入可能性
第1章 NIRA型ベンチマーク・モデルとその意義
第2章 NIRA型ベンチマーク・モデルの導入意向および改善要望
資料編
「都市自治体の行政評価・ベンチマーキング手法の導入状況等に関するアンケート調査」単純集計結果