報告書

これからの観光戦略~外国人誘客を目指して~

これからの観光戦略~外国人誘客を目指して~


A5判 70p
定価550円(本体価格500円+税10%)

本書は、(財)日本都市センターが、都市自治体の課題解決の方向や政策づくりの参考とすることを目的に開催している「都市経営セミナー」、  第7回「これからの観光戦略~外国人誘客を目指して~」の講師等の論文を取りまとめたものである。
今日、グローバル化が進み、世界的規模での人々の交流が活発に行われるようになってきた。しかしながら、日本の現状は、海外へ旅行する日本人が約1,600万人であるのに対して、我が国を訪れる外国人旅行者は、その3分の1以下である約500万人に過ぎない。日本は、国際観光においては、後進国の地位に甘んじている。
このような状況を踏まえ、政府においては、現状の訪日外国人旅行者数を2010年までに倍増して1,000万人とするため「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を展開した結果、訪日外国人旅行者数は、2004年には614万人、2005年には700万人に達すると見込まれている。
一方、都市自治体においても、観光振興は重要な課題の一つであり、特に、外国人の誘客については、単に海外からの観光客を増やすということではなく、外国人が訪れたい、住んでみたいと思うような魅力あるまちづくりを進めることによって、国内の交流人口の増加も可能にするであろうし、観光産業による内需拡大が見込めると同時に、都市自治体における地域経済や地域文化の活性化にも寄与するものと期待されている。
本書は、国際観光に造詣の深い識者や先進的な取組を行っている首長等が、これからの観光戦略における課題等を指摘したものである。
本書が、都市自治体の観光振興、また観光を核としたまちづくりの一助となれば幸いである。

※全国の都市自治体等には、8月下旬に送付を予定しております。

21世紀は観光の時代
静岡文化芸術大学学長 木村尚三郎

住んでよし・訪ねてよし・石垣市
沖縄県石垣市長 大濱 長照

映像による地域の振興
神戸フィルムオフィス代表 田中 まこ

VJC等による外国人誘客を視野に入れた、都市自治体がとりうる
これからの観光戦略
福島県会津若松市長 菅家 一郎

アジアの中の天草
熊本県本渡市長 安田 公寛

お土産・みやげ話のある“まち”が勝ち残る
立教大学観光学部観光学科教授 佐藤喜子光

アウトドア体験型の通年観光による地域の活性化
ニセコアドベンチャーセンター代表取締役 ロス・フィンドレー

産業考古学と産業遺跡の観光
産業考古学会会長・京都大学工学博士 小山 徹

地域が築く観光立国
日本経済新聞社編集委員 栩木 誠

外国人誘客に向けた地方自治体の観光戦略
~市場と地元のニーズを踏まえて~
国際観光振興機構上海観光宣伝事務所長 平田 真幸

 

ページTOP