報告書

発達障害支援ネットワークの確立に向けて

発達障害支援ネットワークの確立に向けて


A5判 159p
定価550円(本体価格500円+税10%)

 

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近年、全国的に発達障害と診断され療育を必要とする子どもの急増に伴い、こうした子どもへの支援を行う現場においても人手や施設が不足しており、支援が十分に行えない状況になってきている。これは、日本都市センターにおいて共同研究を行うこととなった高岡市においても例外ではなく、人材育成・確保や施設の拡張等、多くの課題を抱えている。

そこで、高岡市と日本都市センターでは、平成23年度より子どもの育ちに関する情報の共有と相互連携によるネットワークづくりを通じて、すべての子どもに望ましい発達を支援する体制づくりを目的とした調査研究を行うこととした。昨年度の研究会では、保健機関や幼稚園・保育所から学校や福祉関係機関等に情報をつなぎ、適切な対処を切れ目なく行うことや、病院等医療機関との連携のための方策等について検討を行ったところであるが、今年度は、その中でも就学前児童の「学齢期へのつなぎ」における現状と課題及び対応について更に踏み込んだ検討を行うこととし、研究会委員に小中学校及び特別支援学校関係者を加え、先進事例の現地調査を実施し調査研究を進めた。

本ブックレットは、特にネットワークづくりを通じた子どもに対する支援の取組みや、それに必要となる手法・手順等について、学識者及び現場の専門家にご執筆いただいた。それに、平成24年度高岡市発達障害支援ネットワーク研究会報告書を合わせ一冊に収録したものである。

第1部 発達障害支援ネットワークの確立に向けた諸論点

概 況

第1章 高岡市発達障害支援ネットワーク研究会における活動の要点
((公財)日本都市センター 研究室研究員 佐野雅哉)

第2章 早期発見・早期支援に向けた効果的な<既存システム活用型>ツールの開発―高岡市発達支援ネットワーク研究の意義と課題―
(東京学芸大学特別支援科学講座教授 加瀬進)

第3章 発達障害支援ネットワークの確立における行政のマネジメント
(東京大学大学院教育学研究科教育学部准教授 村上祐介)

第4章 子どもの発達を支援するということ―「きずな」の療育理念に基づいて―
(高岡市きずな子ども発達支援センター所長 行枝貴子)

第2部 先進事例紹介

概 況

第1章 大分県の取組み
((公財)日本都市センター研究室主任研究員 中西規之)

第2章 福岡県糸島市の取組み
((公財)日本都市センター研究室研究員 佐野雅哉)

第3章 新潟県三条市の取組み
((公財)日本都市センター研究室研究員 佐野雅哉)

平成24年度高岡市発達障害支援ネットワーク研究会報告書

参考資料(平成23年度中間報告)

 

 

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