ポストコロナの今日、内外からの来訪者が増えています。しかし災害発生時には、多くの来訪者にとって馴染みのない土地での避難に困難が生じるなど、さまざまな課題の発生が予想されます。来訪者がパニックを起こすようになると、自治体職員・住民が避難訓練等でシミュレーションしていた通りに避難ができない可能性が高くなります。

　従来の観光政策では、来訪者の安全・命を守る取組みよりも、来訪者の主観的満足度（効用）を高める取組みに比重が置かれていた側面があります。今後、自治体が総合的な都市戦略に観光を位置づける場合、巨大地震・集中豪雨等の予期しない災害への対策を含むべきではないでしょうか。

　本研究交流会では、今後の「観光危機管理」のあり方について理論と実践をもとに議論を行います。

日本都市センター会館7階 701会議室（東京都千代田区平河町2-4-1）

併せて、オンラインでの配信（Zoomウェビナー）を並行して行います。

※ 開催日直前の新型コロナウィルス感染拡大状況により延期や中止、またはオンライン配信のみの開催とする可能性があります。

8：45 - 9：00   開場・受付開始

9：00 - 9：05   開会

【第1部 基調講演】

9：05 - 9：45　  基調講演：観光は強用美のまちづくり

【講　師】跡見学園女子大学 教授　鍵屋　一　氏

9：45 - 9：55 　休憩

【第2部 パネルディスカッション】

9：55 - 10:15　事例報告①：沖縄県における観光危機管理の取り組み～地域連携の課題と期待されること～

株式会社サンダーバード 代表取締役　翁長　由佳　氏 

10：15 - 10:35　 事例報告②：共創による防災意識向上の取組み

鎌倉市共生共創部政策創造課 担当係長　栗城　祐介　氏

10：35 - 10:50　 休憩

10：50 - 11:00      コーディネーターによるコメント・趣旨説明

跡見学園女子大学 教授　鍵屋　一　氏

11：00 - 11:55   　フリーディスカッション

11：55 - 12:00 　  閉会