地域社会の大転換-コミュニティ政策の再構築に向けて-
A5判 266p
定価1,650円(本体価格1,500円+税10%)
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日本都市センターでは、都市自治体が新たな地域コミュニティの役割やそのあり方などについて多角的な視点から検討するため、2025年度に学識者及び実務家からなる「新たな地域コミュニティのあり方に関する研究会」(座長:名和田 是彦 法政大学法学部教授/当時)を設置した。
人口減少・少子高齢化時代において、防災・防犯対策や高齢者の見守り、子どもの居場所づくりなど、近年ますます深刻化・複雑化する様々な地域課題に対して、地域コミュニティは重要な役割を担うことが期待されている。その一方、地域コミュニティの中核である自治会・町内会の加入率の経年的な低下には歯止めがかかっていない。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、多くの地域コミュニティの活動を制約し、その衰退に一層の拍車をかけただけでなく、都市自治体やその地域コミュニティのあり方を変えてしまうほどの影響を及ぼした。
こうした相矛盾する状況の下で、都市自治体は地域コミュニティの形成・維持・活性化や再編などに向けてどのように対応していくべきか。
以上の背景を踏まえ、日本都市センターでは、2024 ~ 2025 年度に学識経験者及び都市自治体職員・実務経験者からなる「新たな地域コミュニティのあり方に関する研究会」(座長:名和田 是彦 法政大学法学部教授)を設置した。本研究会では、地域コミュニティが直面している課題や現状を詳らかにするとともに、今後求められる地域コミュニティのあり方、組織の形態や体制、人材の確保や育成等について着目し、議論や現地調査を行うなど2 か年にわたって調査研究を実施してきた。
本報告書は上記の研究会での議論に加え、ゲストスピーカーとして招聘した学識者・実務家の講演内容、そして複数の自治体に対して実施したヒアリング調査の結果を取りまとめたものである。本報告書が、今後の地域コミュニティのあり方を模索する都市自治体の一助となれば幸いである。
序章 地域コミュニティの大転換 PDF
法政大学法学部 教授 名和田 是彦
第1章 人口学的特性からみた地域社会の同質性と多様性
-東京大都市圏100km 圏の空間分析- PDF
国立社会保障・人口問題研究所 社会保障基礎理論研究部長 藤井 多希子
第2章 21 世紀の持続可能なコミュニティと政策アジェンダ PDF
法政大学人間環境学部 教授 小島 聡
第3章 自治会加入率低位安定時代におけるコミュニティ政策のあり方 PDF
法政大学法学部 教授 名和田 是彦
第4章 大都市圏フリンジ都市から探る
-わかり合えないままなんとかするコミュニティデザイン- PDF
宇都宮大学地域デザイン科学部 教授 石井 大一朗
第5章 「自治」と「コモンズ」を育むコミュニティ政策の可能性
-川崎市における取組みから考える- PDF
公益財団法人川崎市文化財団 理事長 中村 茂
第6章 転換期に求められる“課題解決より主体形成”
-地域づくりの当事者となる練習法- PDF
宇都宮大学地域デザイン科学部 教授 石井 大一朗
第7章 「協議会型住民自治組織」と地域コミュニティの歴史的経緯・現状・展望
-兵庫県明石市の事例から- PDF
日本都市センター 専門研究員 中山 敬太
第8章 移住と地域コミュニティ
-神奈川県真鶴町と群馬県大泉町の事例から- PDF
日本都市センター 研究員 野澤 慎太朗
講演録 地域コミュニティに関する話題提供
-都市計画の観点と中間支援の現場から-
公益財団法人日本都市センター研究室
①「コミュニティのポンチ絵について」
東京都立大学都市環境学部 教授 饗庭 伸 PDF
②「シミンのジリツを支援するシミンズシーズの活動」
一般社団法人シミンズシーズ総合研究所 代表理事
一般財団法人明石コミュニティ創造協会 常務理事兼事務局長 柏木 登起
終章 地域コミュニティの大転換時代における多様な視座 PDF
法政大学法学部 教授 名和田 是彦
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